石垣島と龍①
龍は人と人を繋いでくれる存在
今回はどんな旅になるのか
石垣島に到着してすぐ
美崎御嶽(みさきおん)というその土地神様へ挨拶
すると見知らぬ住人がベランダから
「こちらへどうぞ」
ん??声が聞こえた方向を向く
家からおばあちゃんでてくる
こっちこっち!
わけわからず
「ささっ、どうぞ」
突然他人の家にあがる私(笑)
そして
「こちらが代々伝わる神様です」
……w(°o°)w
思わず他人の家で叫びましたもん
「龍」と「虎」…
「この地にも龍はおるぞ」
「お前の行動はみてるぞ」
↑龍の独り言
お前さぁ、そんな妄想して
頭おかしいんじゃないか?
そんな風に言われそうですが(>0<;)
火を灯し線香の香りのする龍の掛け軸を目の前に….
おばあさんは
掛け軸の隣にある仏壇へも火を灯し、
線香をあげて一言。
「さぁさ、仏壇でも手をあわせてくださいな」
言われるがままに。合唱。
ご先祖様のお写真が何枚か飾ってて
仏壇下に「桃林寺」という文字が目に入る
→この寺が翌日の大きなキーワードとなる
どなたの家かもわからぬまま手を合わせる私は
不思議な感じ…というよりも
妙に…
緊張しました(汗)
そして
その家の石垣島で生まれた106歳!
大おばあちゃんがでてきて
こう言いいます
「龍と虎の神様を祀っているんだよ」
この辺じゃな数百年も前からにゃ
昔は米なんてないから、主食は葉にイモを包んで
よく食べていたんだ
標準語では中々通じず
何度も通訳を介してお話しました
翌日….
「権現堂」はもう行かれましたか?
苗字が「石垣」という地元の方が私にふってきた
石垣さん
権現堂の隣にね「桃林寺」
という寺があるんです。
私→「キター!昨日の仏壇だ」
石垣さん→その昔、権現堂という神殿の前はずっと
まっすぐな
一本の道が続き
その先に青い海が広がってて
今埋め立てられてるみたいだけど
そのまっすぐな道を「塞ぐ」と災いが起きる。
そんなお話をおばあちゃんから聞いた事がある!
多分きっとあそこも海に繋がる
「水の神様」では?(・∀・)
…ということで早速行動に移す
ピッ
とあっという間に到着
権現堂の神殿をまえに
馬の足?のような龍のような絵をじーっと見つめる
手を合わせ、一応挨拶
ここがいっていた一本道かぁ
その道がかつて砂浜で
そのお寺や権現堂の先に海が
広がっていたことを想像しながら
先に進んで歩いていると
地元のおじいちゃんと遭遇
なんとなく
「権現堂」の歴史について何かご存知か
伺ってみるとなんと…
16代に渡りこの地域を守ってきた
高級士族の末裔でした(☉。☉)!
おじいさんはこう教えてくれました。
「昔は桃林寺は遊び場で、木に登ったら海が見えてね」
「今は埋め立てられてなにも見えないけど」
士族の仲本さん。その御先祖はこの地をずっと守っていた
島にはかかせないリーダー的存在で
石垣島にあるお墓はなんと100坪
(石垣島で一番大きいらしい)
「墓は長男しかはいれんの。昔からの決まり事でね」
https://oniwa.garden/nakamotoshi-garden-%E4%BB%B2%E6%9C%AC%E6%B0%8F%E5%BA%AD%E5%9C%92/
さようなら。と庭の掃除に去っていった仲本さん。
この石垣島も沖縄も昔からご先祖様を大切にする文化が根付いてて。
今こうして生きてられるのも
両親や先祖達の支えなしに自分は存在しえない。
この石垣島でその事を深く
学ばせてもらうとは夢にも思わなかった。
龍は人と人を繋いでくれる存在
目には見えずも
この偶然の引き合わせに
思わず手を合わせてしまいました
続く